祖母が亡くなった。
良くも悪くも遠慮のない人で、故に自分がひどいことを反論してしまうこともあった。
きっと、生意気な孫として少なからず映っていたと思う。
それでも、決して仲が険悪だったというわけではなく、おそらく生意気だったであろう孫に対してもおばあちゃんとして接してくれていた。
元気な人だった。自分よりも長生きしそうだと本気で思うくらい。
具体的には、腐った果物を間違えて食べてもピンピンしている人だった。弱る姿がまったく想像できなかった。
私が帰省するタイミングではたいてい元気だったから、なんだかんだ回復するだろうと思っていた。
年末年始の帰省予定日では間に合わなかった。
タイトルの「懺悔」のひとつは、死に目に立ち会えなかったことで違いない。
これに関しては仕方がないかもしれない。
だが、他に関しては違う。
弔辞を任されたものの、書き終えることができず直前まで引っ張ってしまった。
書く内容が思いつかなかったのだ。
弔辞とは本来思い出話から感謝の気持ちを伝えるものだ。「ありがとう」を引き出す行為のはずだ。
それなのに、思いつくのは後悔ばかりだったのだ。
あんなことを言わなければよかった。
あの場所に一緒に行けたらよかった。
もっとあれをしてあげたらよかった。
未だに実感が湧かない。年末年始休暇が終わり、日常に戻ったら、亡くなったことなんか忘れてしまうんじゃないかと思う。
少しでも、同じ後悔を抱かぬよう。
