2024/10/21

その正体はハチか、それとも空飛ぶエビか?

しばしばネット上で、昆虫界の天使は誰かという議論が行われているようだ。

その中で名前の挙がる生き物に、オオスカシバという輩がいる。

オオスカシバ/Wikipedia

羽が透明であることや、目立つ尻部とその飛行姿から、何も知らなければハチと思われることも珍しくない。

あるいは、けつの扇形の部分がエビのものと似ていることから「空飛ぶエビ(のような虫)」と例えられているのもよく見かける。

他にはハチドリに例えられることもある。ホバリングしながら長い口で花の蜜を吸う小さな生き物。確かに共通している。

知らなければ蛾の仲間であるとは普通思い至れないと思う。



一部の人間の間で人気のオオスカシバだが、似たような特徴を持つ者にホシホウジャクがいる。


知人がこいつを見たいというので、見れる場所に連行した。

ホシホウジャク。
スカシバと違い、羽が透明でない。
体型は似ているがダーク寄りの色調で、やや小柄。
スカシバが天使ならこちらは堕天使か。

横の姿(色調編集あり)。
よく見るとクソ長い口吻が花の蜜にブッ刺さっているのがわかる。

ちょうど飛来するクマバチと同じサイズ感で、遠目に見ると似たような色をしているため、ハチと見間違えやすい。知人もそうだった。

何ちゃらセンサーに反応し、写真を撮ろうとすると逃げる。


ホウジャクを見ている途中、一度だけオオスカシバが乱入してきたが、一瞬で逃げられてしまった。
目の前でオオスカシバを見たのは、「緑色のエビみたいな生き物」の正体を知ってから初めてだったので興奮した。
色合い・サイズがホシホウジャクと全然違う。


【その他、見かけたもの】
セイヨウミツバチと思われるミツバチのプリケツ。
かわいい。

紫色の葉の上にいたバッタ(ショウリョウ?)。
手で掬うようにして捕えようとしたら、何故か自分から登ってきた。かわいいね。
何故こんな警戒心のない個体が生き延びれたのだろうか。



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