2024/09/08

あらすじ800字の壁

12万字程度の小説新人賞で提出を求められるあらすじは、800字であることが多い。
ここでいう"あらすじ"は、映画やドラマの紹介のような冒頭をまとめた煽り文句ではなく、
冒頭からラストまでネタバレつきで要約したものを指す。

私はこの800字に要約する作業がとても苦手で、苦労しなかった記憶がない。

今日書いていて何故苦労するのかない頭で考えてみた結果、以下のようなごく当たり前の原因が思い当たった。

①そもそも規定枚数で書く内容ではない
本文がすでに要約されている。でも書けたのだから仕方がない。

②設定が多い
必然的に説明に文字数が割かれる。
特に階層構造になっている設定(例:Aという物質を作り出すのに必要なBを生み出すC)ばかりだと物語の要約どころではない。

③キャラの関係性が単純じゃない
「主人公」と「敵」以外の立場がある。
目的の異なる敵が1種類増えるだけでもかなり違うと思う。

■対策

主要キャラや固有名詞は一文字にする

・諦めて別の賞に投稿する
無難。本文の省いたところも書ける。

■ぼやき

・場面を減らしたり、構造を単純化するのは無理
物語の根本から変えなければいけなくなる場合が多い。ネジ1本抜いたら機械が全壊するみたいな。
せいぜい回想シーンを回想にせず要約させるぐらい。



0 件のコメント:

コメントを投稿

その正体はハチか、それとも空飛ぶエビか?

しばしばネット上で、 昆虫界の天使は誰かという議論が行われているようだ。 その中で名前の挙がる生き物に、オオスカシバという輩がいる。 オオスカシバ/Wikipedia 羽が透明であることや、目立つ尻部とその飛行姿から、何も知らなければハチと思われることも珍しくない。 あるいは、け...